技術記事

エアコンプレッサの「吐出量」を知る。

エアコンプレッサの「吐出量」を知る。



エアコンプレッサを選ぶ際、馬力(PS)やタンク容量も目にしますが、最も大切な要素の一つが「吐出量(L/min)」です。
この数値は、エアコンプレッサが1分間にどれだけの圧縮空気を送り出せるかを示します。
この「吐出量」を理解することが、購入後の満足度を大きく左右します。




なぜ「吐出量」がエアコンプレッサ選定で重要なのか!

エアコンプレッサの能力は、いかに安定して空気を供給できるかできまります。
吐出量は、まさにその空気供給能力を直接示す指標です。たとえ大容量のタンクを備えていても、 吐出量が足りなければ使用するエアツールは本来の性能を発揮できません。

吐出量が不足すると、エアツールのパワーが落ちたり、コンプレッサが頻繁に空気を補充する為に再起動したりして、作業効率が著しく低下します。

これは、使いたいエアツールが「どれくらいの空気を消費するか(空気消費量)」に対し、
コンプレッサが十分な空気を供給できるかどうかに直結するからです。




「吐出量(L/min)とエアツールの「空気消費量(L/min)」の関連性

エアコンプレッサを選ぶ前に、使いたいエアツールの「空気消費量(L/min)」を必ず確認しましょう。
この数値は、ツールの取扱説明書やカタログに必ず記載されています。
これを確認しなければ正しいエアコンプレッサの選定は到底できません。




選定の基本ルール

エアコンプレッサの吐出量(L/min) > 使用するエアツールの空気消費量(L/min)
さらに、より安定した快適な作業のためには、エアツールの消費空気量に1.2倍~1.5倍程度の余裕を持たせた吐出量のコンプレッサを選ぶことをおすすめします。

この余裕は、複数のツールを同時に使う可能性や、実際の消費量がカタログ値を超えるケース、経年劣化、不測の事態に備えるために重要です。

例えば、最も多くの空気を消費するエアツールが250L/minを必要とする場合には
1.3倍の余裕を見て250L/min × 1.3 = 325L/min
つまり、325L/min以上の吐出量を持つコンプレッサを選ぶことで、安定した作業が期待できます。




エアコンプレッサ選定の手順

具体的なエアコンプレッサ選定手順は以下の通りです。

1.使用するエアツールの確認:
 今後使う予定の全てのエアツールをリストアップします。

2.各ツールの空気消費量の確認:
 リストアップした各エアツールの空気消費量(L/min)を確認します。
 同時に使うツールがある場合はその合計値を、単独で使う場合は最も消費量の多いツールの数値を基準とします。

3.必要な吐出量の算出:
 確認した空気消費量に1.2倍〜1.5倍の係数を掛けて、選定すべきエアコンプレッサの最低吐出量の目安を算出します。

4.候補製品の検討:
 算出した吐出量を基準に、予算、設置スペース、電源仕様などを考慮しながら、複数のエアコンプレッサ製品を比較検討します。

※使用するエアツールの圧力に関しても重要な要素の一つですが別の機会にご説明しますね。




まとめ

エアコンプレッサを選ぶ際は、「吐出量L/min」が使用するエアツールの空気消費量より多く、 適切な余裕があることを確認することが最も重要です。この点に焦点を当てることで、快適で効率的な作業が実現し、 長く使い続けられる最適なエアコンプレッサを見つけられるでしょう。

株式会社明治機械製作所は今回解説したエアコンプレッサの「吐出量」のような基本情報はもちろんのこと、 スプレーガンの使い方や選び方といった具体的なノウハウ、さらに安全な機械運用に関する注意点など、 お客様の作業効率向上や安全確保に役立つ様々な情報を幅広く発信しています。

空気圧縮機や塗装機器に関する基本的な知識から専門的な情報まで、お客様の「知りたい」に応える情報提供を通じて、 ものづくりの現場をサポートしてまいります。

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