技術記事

周波数についての注意点

周波数についての注意点



コンプレッサを使用する上で、意外と見落としがちなのが「周波数(Hz:ヘルツ)」の確認です。

日本は世界でも珍しい「50Hz」と「60Hz」の2つの周波数が存在している国なんです。

これを間違えると高価なコンプレッサをすぐに故障させたり、本来の性能を発揮できなくなったりします。

新しくコンプレッサを導入する際や、中古品を譲り受ける際、または移転する際に必ず知っておくべき注意点調査方法を解説します。




⚡なぜ「周波数」を合わせる必要があるのか?


日本の電気は、明治時代に導入された発電機の違いにより、 東日本が50Hz(50回/秒)、西日本が60Hz(60回/秒)という境界線(糸魚川・静岡構造線付近)で分かれています。

コンプレッサの心臓部である「モータ」は、この周波数に合わせて回転するように設計されています。




周波数を間違えた場合のリスク


50Hz専用機を60Hzで使用した場合


モータの回転数が約20%速くなります。
その分、空気を圧縮する量が増え、モータに過剰な負荷がかかります。
結果として、オーバーヒートによる焼損や、保護装置(サーマルリレー)の作動を招きます。


60Hz専用機を50Hzで使用した場合


モータの回転数が約20%遅くなります。
負荷は減りますが、吐出空気量が大幅に減少し、本来のスペックを発揮できません。
また、冷却ファンも遅くなるため、内部温度が上昇しやすくなります。


※周波数の違いによって異常な振動が発生することもありますので十分ご注意ください。


⚠コンプレッサ使用時の注意点

「混在地域」に要注意


静岡県(富士川以東・以西)や長野県、新潟県の一部には、 同じ県内でも50Hzと60Hzが混在している地域があります。
また、工場によっては独自の自家発電設備や変換機(インバータ)を使用している場合もあるため、 住所だけで判断するのは危険です。


「インバータ搭載機」は安心!!


インバータ制御タイプであれば、基板で周波数を制御しているため「50/60Hz共用」となっている製品が多いです。
しかし、明治機械製作所の「GKシリーズ」や「GHシリーズ」のようなレシプロ(往復動)式コンプレッサの多くは、 周波数ごとに専用設計されているため、必ず確認が必要です。




🔍事前に周波数を調べる3つの方法

「これから設置する場所の周波数がわからない」という場合は、以下の手順で確認してください。


1.電力会社との契約書・請求書を確認する
最も確実な方法です。毎月届く「電気ご使用量のお知らせ」などの伝票に、供給周波数が記載されている場合があります。



2.設置場所の既存設備(他のモータ機器)を見る
すでに稼働している他のコンプレッサ、旋盤、大型換気扇などの「銘板(型式が書いてあるシール)」を確認してください。
そこに「50Hz」または「60Hz」と記載されていれば、その工場の周波数がわかります。



3.電力会社に直接問い合わせる
設置場所の住所を伝え、管轄の電力会社(東京電力、中部電力、関西電力など)に「この場所の周波数はどちらですか?」と電話で確認するのが最も間違いありません。




✅ まとめ:導入前のチェックリスト

コンプレッサを正しく、長く使うためには「周波数の不一致」は絶対に避けなければなりません。



💰購入前
設置場所の周波数を特定し、製品カタログの「50Hz用」「60Hz用」の型式を間違えずに選定する。

🚛移設時
引っ越し先が境界線を越える場合は、メーカーや販売店に相談し、部品交換(プーリーやモータの変更)が可能か確認する。

🔧明治機械製作所の製品を最大限に活用し、トラブルなく作業を進めるためにも、まずは足元の「周波数」から確認を始めましょう。




▽周波数についての動画はこちらからご覧いただけます▽






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